正式には「急性腰痛症」といい、筋肉の捻挫のようなものです。
海外では「魔女の一撃(Hexenschuss)」とも言われ、痛みで動けなくなることが多い。
1、急激に発症した腰痛
2、動作による痛みの悪化がある
3、明らかな神経痛や麻痺などがない
4、レントゲン・MRIなどで異常所見がない
5、比較的短期間で改善する
…などの条件を満たすものをギックリ腰(急性腰痛症)といいます。
ギックリ腰は些細な動作や気温の変化がある時期に起きやすいとされています。
痛みが発生してから約1〜2週間で回復します。
【発生原因は?】
こうだから発症する!という根拠がなく、原因ははっきりとは特定されていません。
重い物を持つ、急に体を捻る、体重が重たい、筋肉が疲れている(運動不足)、姿勢の悪さが起因して起こることが多いです。
加齢による筋肉低下によって負荷が大きくかかり、そこへ何かしらの刺激があり発症することが多いと思われます。
原因となる動作、姿勢で突然発生する腰の痛み。また痛みにより動けなくなります。
夜間時、安静時の痛みや疼きが現れるのも特徴です。
1〜2週間経っても症状が改善されない、または下半身へ痛みやシビレがある場合はヘルニアなど別の病気が考えられるので直ぐに病院へ受診しましょう。
痛みが発生した直後は、患部に炎症が起きている状態のため冷やします。
アイシング後は、冷湿布を貼るなどして患部を安静に保ちます。この時、無理に動こうとせず痛みのない姿勢で過ごすことが大切です。
痛みが和らいできたら、ストレッチなどを行い筋肉の緊張をとるのが有効です。
当院では、この病気に対して全身の姿勢の歪みを改善させギックリ腰を再発させない為の痛くない矯正、またストレッチ整体などで筋肉の緊張をほぐす運動療法を用いた治療を行います。
ご自宅でできるホームケアストレッチや運動療法なども指導致します。
※ギックリ腰は温めたり、マッサージしたりすると一瞬痛みが和らぎ症状が改善したように感じますが、後に痛みが増悪するので絶対にしないでください。