今日は少し出産後の骨盤の話をしようかと思います。
皆さんは、出産後に産後骨盤矯正や骨盤ベルトやとこちゃんベルトをしなければ行けないって言うのは、聞かれたことがある方が多いと思います。
何故、出産後に骨盤を治す必要が有るのでしょうか?
実は、妊娠初期から出産後までの間に妊婦さんの骨格は、別人に生まれ変わる位に変化しするからなんです。
そのなかでも、骨盤!こいつが一番変化するのです。
骨盤って三つの大きな骨の集合体で、靭帯っていう強靭な紐で縫い合わすように固定されていて、この中に腸や子宮なんかが入っているのですが、
妊娠すると、子宮の赤ちゃんの大きさがドンドン大きくなって行き、その内に骨盤の大きさを超えてしまうんです。
そのため体は、骨盤を固定している紐をユルユルにして、赤ちゃんが骨盤の中に収まる様に広げるんです。
(この時に実は、全身の骨格もユルユルに成ってるので体に痛みが出やすかったりするんですよ!)
このまま赤ちゃんの成長と共に広がって行き、出産時に最大になります。
この時に、自然分娩か帝王切開かで、大きく変わるのですが
どちらが骨盤がより矯正が必要だと思いますか?
帝王切開の方がより矯正が必要なんですよ!
実は、自然分娩の場合出産時に産道を赤ちゃんが通る事によって骨盤を締めてくれるホルモンが出るんです。
このホルモンがグラグラの骨盤を締めていってくれるので早期に安定がしやすい。
目安で産後2ヶ月までにって言われてます。
ちなみにこの期間に矯正治療するのがベストです!
その後、一年位の時間をかけてガチッと安定するのですが、
帝王切開の場合、骨盤を締めるホルモンが出てくれない為に、薬を服用して締めていくのですが、自然分娩に比べて安定するまでが時間がかかり長期的に矯正が必要になってくるんです。
しかもこのケアが、出来ていないと歪みきった状態で固定されてしまい、慢性的に腰に痛みがでたり、ぎっくり腰になりやすかったりと、ろくなことが無い!
産後早期に治療が出来たらベストですが、中々時間がとり辛い 方は、最低限骨盤ベルトを着用し早期に診察を受けましょう。