追突や衝突などによって首〜背中に過度なストレスがかかり痛めたもの。
私たちがよく聞く「むち打ち」は局所症状の総称であり、医学的な傷病名ではありません。
医学的には、頚椎捻挫・頸部挫傷、頚椎椎間板ヘルニアなどと診断される事が多い。
症状により診断が分かれるために、医師の細かな検査が必要になってきます。
交通事故やハードなスポーツ(スノーボードやスケートボードなどで転倒したり)で首へ衝撃が与えられた際に、反射的に首を守ろうと筋緊張を起こし、衝撃の大きさによっては筋肉の断裂や靭帯の損傷が起こる。背中に痛みが現れる人も。
受傷後は約1〜3ヶ月ほど痛みが生じる。
この期間に安静にし過ぎると痛みが長引く原因にもなります。
・肩が重い
・首が痛い
・背部痛
・頭痛
・吐き気
・耳鳴り
・腕の痛みやシビレ
・手足のマヒ …などがあります。
吐き気、耳鳴り、手足や腕のシビレやマヒに関しては、首にある自律神経(臓器の機能を保つための神経)のバランスが崩れて起こります。
自律神経の乱れから、めまいを感じる人もいます。
首に痛みがある場合、短期間の装具固定が有効。
首〜背中の筋肉の緊張を緩める為の温熱治療、マッサージや運動療法、ストレッチなどが有効。
これらの治療と並行して、乱れた自律神経を整えることも大切になります。
なので、ストレスを溜め込まない、睡眠を十分にとる、長時間の下向き姿勢を避ける、痛みが改善された段階での適度な運動を心がける事がいいと思います。
当院では、首周りの血流を良くしたり、身体の歪みを改善させる為に痛くない矯正、またはストレッチ整体などで全身治療を行います。
また、患者さんの症状や状態に合わせて筋肉の緊張が強い方への筋肉を緩める鍼や、血流を良くする鍼、体質改善の為の鍼なども治療として取り入れています。