偏頭痛は「片頭痛」とも呼ばれ、頭の片側や両方がガンガン・ズキズキと痛み、吐き気を伴う頭痛が一定の期間で繰り返される。
患部に脈打つような痛みがあり、身体を動かすとその痛みが増加し、吐き気や嘔吐に繋がることがあります。頭痛によって音や光に敏感になる人も。
主に、20〜40代の女性に多く見られます。
脳の血管が拡張し、その周囲にある三叉神経(側頭部を通り目、上顎、下顎へ繋がる神経)が刺激されて痛みを感じます。
首や肩など頭部の周りの筋肉が緊張する事によって血管が圧迫されたり、引っ張られた場合に頭痛が発生する事があります。
偏頭痛を起こす要因としては、
・ストレス
・気圧や気温の急激な変化
・騒音や人混み
・睡眠不足、睡眠過多
・チョコレート、ピーナツ、アルコールなど血管拡張を起こすといわれている飲食物の摂取
・月経によるホルモンバランスの崩れ
ㅤ……などがあると考えられています。
・こめかみがズキズキ、ガンガンと痛む
・拍動する痛みがある
・光や音など敏感になり頭痛が増す
・普段より臭いに敏感になる
・めまい
・吐き気
・嘔吐
・イライラする
現れ方には個人差があり、
・症状が出る前に生あくびが出る
・やたらと空腹感がある
・甘いものが欲しくなる ……などの症状が出る人も。
頭痛が起きている場合は、
①安静にする
動く事によって拡張された血管内を血液が巡って痛くなる為、症状が出ている時は安静に横になれる場合は横になってゆっくりと目を閉じる。安静にすることにより、脳内の血管が収縮して頭痛が緩和される。
②頭を冷やす
氷嚢、氷枕などで頭を10分間冷やす。冷やすことによって脳内の血管が収縮し、痛みが緩和される。10分間冷やしても痛みが続く場合は、1時間空けてから再び10分間冷やす。
この2つが大切です。
あとはストレスを溜めすぎない、規則正しい睡眠なども予防治療として大切になってきます。
首や肩の筋肉の緊張から起こる場合は、しっかりとストレッチをして身体の柔軟性をつけることも重要になってきます。
当院では、全身の血流を良くする為に痛くない矯正、またはストレッチ整体などで治療を行います。
また、患者さんの症状や状態に合わせて筋肉の緊張が強い方への筋肉を緩める鍼や、血管を収縮させる鍼、体質改善の為の鍼なども治療として取り入れています。